義足と義手のリハビリテーション

切断のリハビリテーション医療

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

コンピュータ制御膝継ぎ手のイールディング機構

youtu.be コンピュータ制御膝継手ジニウムのイールディング機構が膝折れを防いでくれている様子です。 イールディングが効いてジワッと曲がるため、右足を付く時間があり、膝折れを防いでくれています。 この動きができることが義足の膝継ぎ手にとってとても…

義足に関わる医療従事者が義足パーツとうまく付き合うためにはどうすればいいか

義肢パーツには本当にたくさんの種類があります。 時間には限りがあるためすべてのパーツを試すことはできません。 いくらパーツに詳しい人でもすべてを知り尽くしている人はいないと思います。その必要もないように思います。 ではどのように考えて患者さん…

RPNIは切断術後の幻肢痛も予防するかもしれない(Kubiak CAら, Plast Reconstr Surg. 2019)

この研究では、断端神経腫による痛みを予防し、幻肢痛を軽減するためのRPNIの可能性を検討している。 Methods 予防的RPNIの有無にかかわらず四肢切断を受けた患者を対象とした。患者の特徴、切断レベル、術後合併症を確認するために後方視的調査を実施し、神…

断端神経腫による痛みにRPNIが有効(Shoshana L. Wooら, Plast Reconstr Surg Glob Open. 2016)

RPNI(Regenerative Peripheral Nerve Interface)の手技(Fig. 1)。3×1×1.5cm程度の筋肉の遊離グラフトを神経の近傍もしくは離れたところから取ってきて神経を包む。総腓骨神経や坐骨神経などの太い神経は2つもしくは3つのfascicleに分けてRPNIをする(Fig.…

断端神経腫による痛み治療のための手術手技RPNI(Regenerative Peripheral Nerve Interface)

切断術後の神経腫による痛みは50%〜80%に生じていると言われているが、有効な治療法はない。著者らは神経腫の治療としてRegenerative peripheral nerve interface(RPNI)と呼ばれる外科治療を開発した。この手技はもともと筋電義手のコントロールのために…

Genium(ジニウム)のイールディング機構は膝折れによる転倒を防ぐ

コンピュータ制御膝継手Geniumジニウムのイールディング機構が膝折れを防いでくれている様子です。 youtu.be 何がすごいのか分かりづらいかもしれませんね。 イールディングが効いて膝がジワッと曲がるために、反対側の右足を付く時間があり、膝折れによる転…

義足ユーザーの体重管理

あいかわらず義足ユーザーの体重管理は義足を快適に履き続けるために大切だなあと思うことが多いので記事にしておきたいと思います。 義足ユーザーの断端は体重の影響を大きく受けます。 体重が増えれば断端は大きくなるし、体重が減れば断端は小さくなりま…