義足と義手のリハビリテーション

切断のリハビリテーション医療

2017-01-01から1年間の記事一覧

Rotationplasty(ローテーションプラスティ)と術後の機能

Rotationplasty(ローテーションプラスティ)手術といえば、骨肉腫などの骨のガンの手術法の一つで、ガンに侵された大腿骨を切除して、残った足先を前後反対にして残った大腿骨と結合させるというものです。 SickKids: Teens who lost part of a leg to canc…

骨盤半截(はんせつ)なのか骨盤半裁(はんさい)なのか?

義肢装具のチェックポイント 第8版 どちらも股関節離断ですが、右の図を狭義の股関節離断と呼びます。 では左の図は正確には何と呼ぶのか? 色々な呼び方があります。 整形外科用語集、リハ医学会用語集、義肢装具学会用語集を確認すると、 日本語 骨盤半截…

両肩離断の筋電義手

Amputee Makes History with APL’s Modular Prosthetic Limb ジョンズ・ホプキンス大学から。両肩離断者用筋電義手の動画です。 TMR(targeted muscle reinnervation)という神経を移行する手術を行って、筋電義手の操作性を高めています。 両肩離断者の義手…

義足(仮義足)のリハビリテーションに入院が必要な理由

義足のリハビリテーションにおける、入院リハビリテーションの目的は以下の3つです。 それぞれの患者さんにおける目標とする移動能力を獲得すること 断端の成熟を十分に促すこと 義足や断端の自己管理が可能になること これらの観点から義足(仮義足)のリハ…

肩電動義手

肩離断者は上腕切断者以上に義手の定着率が悪い。 重量や、暑さなど装着時の不快感の影響がより強くなるからである。 そのため、片側の肩離断者においては義手を使わない選択になりやすい。 しかし、両側の肩離断者であれば機能的な義手の必要性は高い。 肩…