義足と義手のリハビリテーション

切断のリハビリテーション医療

2021-02-13から1日間の記事一覧

RPNIは切断術後の幻肢痛も予防するかもしれない(Kubiak CAら, Plast Reconstr Surg. 2019)

この研究では、断端神経腫による痛みを予防し、幻肢痛を軽減するためのRPNIの可能性を検討している。 Methods 予防的RPNIの有無にかかわらず四肢切断を受けた患者を対象とした。患者の特徴、切断レベル、術後合併症を確認するために後方視的調査を実施し、神…

断端神経腫による痛みにRPNIが有効(Shoshana L. Wooら, Plast Reconstr Surg Glob Open. 2016)

RPNI(Regenerative Peripheral Nerve Interface)の手技(Fig. 1)。3×1×1.5cm程度の筋肉の遊離グラフトを神経の近傍もしくは離れたところから取ってきて神経を包む。総腓骨神経や坐骨神経などの太い神経は2つもしくは3つのfascicleに分けてRPNIをする(Fig.…

断端神経腫による痛み治療のための手術手技RPNI(Regenerative Peripheral Nerve Interface)

切断術後の神経腫による痛みは50%〜80%に生じていると言われているが、有効な治療法はない。著者らは神経腫の治療としてRegenerative peripheral nerve interface(RPNI)と呼ばれる外科治療を開発した。この手技はもともと筋電義手のコントロールのために…