大腿切断者がきれいに歩けるかどうか、私が判断しているポイントは義足側でしっかりと片足立ちができるかという点です。きれいに歩く大腿切断者はだいたい義足側にしっかり体重をかけて立位姿勢をキープすることができます（少しは何かにつかまっていてもOKです）。
この片脚立位ができるかどうかは下腿切断者の場合でも同様です。義足側にしっかりと体重をかけてバランスがとれる人はやはりきれいに歩けます。
これができるということは歩行周期の中で立脚期に体がブレずに真っ直ぐ体を維持できるということです。そのためきれいに歩くことができます。
逆に言うと、きれいに歩くためには義足側で片足ができるような筋力強化やバランス強化をする必要があるということです。
これさえできればきれいに歩けるというわけではないですが、一つのチェックポイントや理学療法のポイントになるかと思います。
切断者の方が、自分がきれいに歩くポテンシャルがあるかどうかをチェックするポイントにもなると思います。
もちろんソケットのフィッティングやアライメントといった義足側の要因も影響大なので、義足の調子が悪い人はまず義肢装具士さんに見てもらいましょう。
切断者向けのエクササイズはオットーボックからアプリもリリースされていて、いろいろなトレーニング方法が紹介されていますので参考にしてください。
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https://www.ottobock.co.jp/media/ottobock-japan/prosthetics/fitness-apps/files/fitness-app-v1_5.pdf
