義足と義手のリハビリテーション

切断のリハビリテーション医療

仮義足

高活動者向け大腿義足処方例と大腿義足ソケットの処方方針

最近の大腿義足の処方例です。 切断原因は労災事故による外傷です。 仮義足(訓練用仮義足)になります。 K4レベルの患者さんだったため、処方内容は高活動者向けの構成になっています。 ソケットの形状:IRC 懸垂方法:ピンロック シリコーンライナー:義足…

仮義足で吸着式ソケットは避けた方が無難

吸着式は断端と義足の一体化を考える上で一番理想的な懸垂方法です。 大腿義足であっても下腿義足であってもそうです。 しかし、仮義足でこの懸垂方法はおすすめしません。 なぜなら仮義足の時期は断端の大きさが刻一刻と変わる(成熟する)からです。 吸着…

【義足処方例】下腿切断(K1レベル)カフベルト懸垂

80代男性 糖尿病合併 Kレベル:K1 目標移動能力:屋内をピックアップ歩行器を使って義足歩行自立 義足の着脱を自立することやシリコーンライナーの管理を自立することもリハビリの大きな目標の一つでした。 約3ヶ月で目標を達成して退院されました。 1D10ダ…

義足リハビリテーションの流れ 下腿切断の仮義足

手術は通常、急性期病院で行われます。急性期病院というのは救急もやっているような総合病院のことです。悪性腫瘍の場合はがんセンターのような専門病院で手術が行われます。 切断原因が糖尿病、外傷、悪性腫瘍のいずれであっても、リハビリのメインは転院し…