義足ソケットの中心線とはMPTレベルで内外径を二等分した点と、ソケット下3分の1レベルでの内外径を二等分した点を結んだ線のことを言います(義肢学第3版)。
この線はソケット毎に決まるものです。
筆者の病院では義肢装具士がソケットを製作した後、理学療法士がこの線を引いています。
この線と、基準線(MPTレベルでソケットの内外径を二等分した点から地面に対して垂直におろした線)のなす角を見ることでソケットの傾きを考えます。
仮義足リハビリテーションでは画像のようにソケットに中心線を引いておくことをオススメします。
これがあるとソケットが屈曲しているのか伸展しているのか、内転しているのか外転しているのか分かりやすくなるからです。
(2021年6月更新)