股関節(大腿骨頭)中心と足関節中央を結ぶ線を下肢機能軸 (mechanical axisあるいはMikulicz line)と呼びます。荷重線とも言います。
これは整形外科で変形性膝関節症の変形の程度を評価する時に使う線です。
膝関節の中心が下肢機能軸(ミクリッツ線)上にあることが理想的なアライメントされています。
義足のアライメントを考える時にもこのミクリッツ線は重要です。
下腿義足では膝関節の中心がこのミクリッツ線上に来るようにソケットのアライメント(位置や傾き)を調整します。
整形外科では骨のアライメントを見るためにレントゲンをよく使いますが、義足のアライメントを考えるときにもレントゲンは有用です。
最近、私はよく静止立位での両下肢全長のレントゲン写真を撮ってアライメントの評価をしています。